Column
コラム:シマウマは考える

シマウマは考える Vol.11

もっと光を!

☆暗くなるとスイッチ一つで電灯の光が得られていたものが、計画停電で暗闇を再認識し、懐中電灯やローソクの光に頼る、やがて少し余裕が出て星空を見る。わずかな光の中で、昔学校で唱った“蛍の光窓の雪”は、貧乏で油が買えず蛍を集めてその光で読書をし窓の雪明かりのわずかな明かりのもとで勉学にいそしむことであった、と思い出す。

☆“蛍の光”の蛍は、アニマル・シンキングでは、“光や明るさ”について考え、思いがけない方法で変化を起こす行動戦略家として登場する。そのひかり方にも個性があるらしい。メスがゆっくり不規則に発光してオスを誘っている中、オスは東日本では4秒に1回、愛知・長野・新潟の中部では3秒に1回、そして西日本では2秒に1回光るというパターンで交信しメスに近づくようだ。

ant

☆“窓の雪”明かりは、太陽の光が月で反射したものだ。その太陽の光は、太陽と地球の距離1億5千Kmを直進して約8分20秒で地球に届く。光が一年間に進む距離を1光年というが、これが約9.5兆Km。光が伝播する速さである光速度(こうそくど)は、秒速約30万キロメートル、俗に「1秒間に地球を7回半回る速さ」だ。光は速く、まっすぐ進むのが特徴だ。月と一緒に同じ夜空で光る恒星は、水素やヘリウムを主な成分としたガスの塊でガスの原子核反応の熱で発光している。その光が何年もかかって地球に到達しているのだ。まさに壮大なロマンだ。

☆自然界の光から、ローソク、白熱電球、蛍光灯と明かりが進化し、これからはLED照明だという。このLED照明は、半導体が光ると聞いてびっくり。パソコンや携帯電話などデジタル機器を動かすための半導体が光源となるのだ。これからも新しい発光体が考え出されるだろう。

☆昔の“蛍の光”や“窓の雪”に対して現代の“光は”明かりの提供だけではなく情報を運ぶこともできる。光は電磁波の心配もなく人体にも無害で、さらに電波の何倍もの膨大な情報を送ることができる。今や至る所に光ファイバーケーブルがはりめぐらされ、インターネットの利用ばかりでなくテレビまで見ることが出来るようになった。

☆ビジネス戦略で「一つの事にフォーカスしよう」と言う。フォーカスは、光の焦点だ。フォーカスは“Follow One Course Until Success、成功するまでは一つの事を追いかける”のだからフォーカス(Focus)と言うのだよと教わった。直進する光を一点に集めることができるが、どこに集めるかはあなた次第だ。

☆蛍のようにみずから発光する生物には、ウミホタルやオワンクラゲ、漫画にも現れる深海魚、ツキヨタケなどのコケ・菌類があるが、その生物の発光には無駄がないと言う。発光のためのエネルギーをすべて光に変えているのだ。

☆ライト・バルブ(電球)は、アイデア発想の象徴である。無駄なエネルギーを使う暗くなったバルブは交換しよう。「神よ、もっと光りを!」、そう、あなたも発光してみませんか?あなたの光はどんな変化をもたらすのでしょうか。

ant

2011年5月11日
パックラット