Column
コラム:シマウマは考える

シマウマは考える Vol.12

光が届く!

☆光はさまざまな所に届いている。“マジックバルブ”は、最近話題となった商品(1)。普段は今までの白熱電球と同じように、天井や電気スタンドのソケットに取り付けて照明用ランプとなるLEDライトである。このライトにはリチウムイオンバッテリーが内蔵されソケットに差し込まれている間に充電されている。停電のときには、そのまま非常用電灯となり、ソケットから外せば約3時間懐中電灯としても使える。

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マジックバルブ:ソケット差し込み部分は伸縮自在な構造になっており、
取り外して懐中電灯として使うときは手で延ばして利用する。

☆ブラインドは本来日光をさえぎるのが仕事だが、日光を明かりとして取り入れるブラインドもある。“アカリナ”は日本古来の文化・知恵である障子の機能を進化させたブラインド。ブラインドのハネが光を拡散させる特殊効果をもち、太陽の直射光を拡散光に変換させて、その拡散光が室内多方向に広がり、部屋の奥まで光を届けるという代物。ブラインドのおかげで、部屋の明るさが増すのだ。

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あかりシステム株式会社WEBサイトより(2)

☆光が欲しいのは人間だけではない。植物の成長のために最適な光の色の研究も進んでいる。発芽に光を必要とする種子や植物の光合成に最も必要なのは赤色の光、葉の成長には青色の光が必要と分かってきた。世の中は環境を象徴する緑色一色であるが、光の赤色成分が葉に吸収され、緑色が反射されるから葉が緑に見えるのである。植物の生長に必要な養水分を液肥として与え、植物を生育させる植物工場では、消費電力が少ないLEDや新型蛍光管で植物の成長に合わせ与える光の色をコントロールする研究が進んでいる。

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新型蛍光管の光でレタス栽培はできる(3)

☆電気の普及率が10%ほどのアフリカ。“アフリカに光を”(ライティング・アフリカ)は、今世界銀行が東アフリカに暮らす最大2億5000万人の人々に光を届けるプロジェクトである。コストが高く非効率で粗悪、さらに有害な燃料を使うことも多いケロシン・ランプやろうそくに代わって、持ち運び可能な太陽光発電器の導入を進めているのである。2030年までに非化石燃料による低コストで安全かつ信頼性の高い照明を利用できるようにしようと呼びかけている。

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Lighting AfricaのWebサイトより(4)

☆さらに住民がこの発電器の販売に関わり地域の収入増も図ろうとしている。可搬型の発電機と小さなLEDライトのおかげで、「夜間に家畜を狙うハイエナを追い払うことも出来るようになった」と言う。人々は「光があると勇気が出る」と言う。アイデアで「もっと光りを!」を届けよう。

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フィリップ社の可搬型太陽光発電機(5)
可搬のソーラーパネルで6-10時間の太陽光充電で
LEDライトを4-5時間照らすことが出来るという。

(1):株式会社ラブロス:http://www.labros.co.jp/html/magicbulb.php
(2):あかりシステム株式会社:http://www.akari-world.com/whats.htm
(3):日本アドバンスドアグリ株式会社:http://www.adv-agri.co.jp/
(4):Lighting Africa:http://www.lightingafrica.org/
(5):Philip社:http://www.lighting.philips.com/main/application_areas/off_grid/index.wpd

2011年6月4日
パックラット